胡麻味噌を摩っていると、お茶壺道中が来ると言うので、家の中に入り戸をピシャリと閉めて(=トッピンシャン)やり過ごす。
お茶壺道中とは新茶を将軍に献上する行列のことで、切捨御免の時代柄、庶民は粗相の無いように細心の注意を払っており、子どもたちは両親に呼ばれても決して外に出てはならないと教えられた。 そしてお茶壺道中が通り過ぎるとやっと一息つけたのである(=ぬけたらドンドコショ)。
ところで家の中で息を潜めていると、米を齧っているネズミの鳴き声や、井戸の近くで茶碗が割れたような音まで聞こえてくる。 一方、国語学者などの中には、この歌に性的な意味が含まれていると解釈する場合もある。
「茶壺」は女性の意味であり、男が女に追われて家に逃げ込み、戸をぴしゃんと閉める(「とっぴんしゃん」)、というふうにである。「ずいずいずっころばし」、「ごまみそずい」、「俵のねずみが米食ってちゅう」も同様に性的なものだとする説もある。
そこにそう書かれているということは、図書館での資料にも同じような内容が書かれているので、きっとそうなのかと思います。
時代劇にも、子供が大名行列の中に飛び出してしまい、それをかばった母親が切られてしまう、というシーンもありましたから、当時は相当なものだったのでしょう。
今の時代に生まれてよかったです。 劇団ZERO川端恵さんが公開している動画がよかったので、こちらで。
歌詞はこのとおり。
ずいずいずっころばし ごまみそずい 茶壺に追われて とっぴんしゃん 抜けたら、どんどこしょ 俵のねずみが 米食ってちゅう、 ちゅうちゅうちゅう おっとさんがよんでも、 おっかさんがよんでも、 行きっこなしよ 井戸のまわりで、 お茶碗欠いたのだぁれ?このずいずいずっころばしって、ただこれを繰り返しているだけでしたっけ? 指をいれたらぎゅっと掴んでへし折ろうとする子もいた記憶があります。
指をグーにして、いっせーの3、いっせーの2、というように、親指を立てて遊ぶ手遊びがありました。小学生になると、そっちのほうがはやったかな? 最後に負けたら、みんなからしっぺを受けたような気がします。